太閤秀吉のお花見をあなたも
西国霊場には桜の名所が多いのはどうしてでしょう。京都の醍醐寺は豊臣秀吉がお花見を開いた場所。そのお花見のために奈良の吉野から山桜を移植したというのですから、よほど太閤殿もさくら花がお好きだったんでしょう。
でも、私はそうではなく太閤秀吉が好きだった女性がきっとさくら花が好きだったので、そういう行動にでたのだと勝手におもってます。そうでなければ自分のために数百本の単位の山桜を奈良からわざわざお取り寄せするなんて行動は、男はとりませんから。その山桜が咲いてるのは醍醐寺に入る前の参道「桜の馬場」です。
しだれ桜なら京都醍醐寺と呼ばれるほど
醍醐寺の枝垂れ桜は有名です。ただ枝垂れ桜は、山桜とくらべて開花が早いのが特徴です。ですから、なかなか枝垂れと山桜がちょうどいい具合に咲くなんてことはめったに観られません。ただ同時期に咲いている年もありました。
関西ではソメイヨシノよりも一足早く咲き、ですから3月下旬には咲いてます。そして枝垂れ桜が散り始めてから、咲くのがソメイヨシノ。その名前の由来となった奈良吉野の桜はソメイヨシノが散ってから。
関西は関東と違い3月から4月末までと長い間桜が楽しめる場所
そう考えると関西人はしあわせですね、桜が長い間たのしめますから。3月下旬にさく枝垂れ桜を観て春がもうすぐ、そしてソメイヨシノで春が来た、そのあと吉野の山の桜を観て、造幣局の通り抜けで有名な里桜をめでて、吉野の山桜であぁ春を楽しんだと。そのためにはまずこの醍醐寺の枝垂れ桜の巨木をご覧になってからですね。
観光客の方がわざわざ訪れてGood度(他府県からの観光)
℃+℃+℃+℃+℃(5個で満点)
所在地/京都市伏見区醍醐東大路町22〒601-1325
真言宗醍醐派総本山で、山号を醍醐山(深雪山とも)。本尊は薬師如来、開基(創立者)は理源大師聖宝。
アクセス/R京都駅から、JR東海道本線(琵琶湖線)または湖西線約5分で山科駅。京都市営地下鉄東西線に乗り換え、約10分の「醍醐駅」で下車。
お花見の原点、歴史あるお寺の風情あるシダレザクラでのお花見。三宝院庭園内の遅咲きのヤエベニシダレザクラ、奥村土牛が作品『醍醐』に描いたシダレザクラ、太閤しだれ桜の遺伝子を継ぐクローン桜「太閤千代しだれ」が有名。山桜も咲き千本の桜が楽しめる場所。太閤秀吉のお花見をぜひ子どもと一緒に。