花の醍醐寺と呼ばれる太閤秀吉の愛した桜

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花の京醍醐寺と呼ばれるお寺さん、太閤秀吉の愛した桜

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お花見という文化は、その花が平安室町時代は梅だったようです。四季のある日本で雪の後に最初に咲くのが梅の花だったためです。それが戦国時代頃から、桜も梅と同じようにお花見する花になったようです。花の醍醐と呼ばれるお寺さん、太閤秀吉の愛した桜

北の大茶会」「醍醐の花見」の大イベントを催したのが豊臣秀吉太閤さん。お花見はそれまでにも、そこここで行われていたのでしょうが。太閤さんは自分の死期が近いことを感じだのでしょう、北政所、淀殿ほかの5人の妻と諸大名と女房女中衆約千人を召し従えた盛大な催しだったと記録されてるここ醍醐寺で盛大なお花見を開催。太閤さんは醍醐の花見がおこなわれた慶長3/1598315日の夏過ぎ9月にご逝去されています。この桜のお花見が庶民へと広まったとも言われています。

時代によって価値観が違うのはよくあることだと思いますが、戦国時代は花といえば桜だったのでしょうか? ちなみに今の時代の桜とこの当時の桜は全く違います。今のお花見といえば江戸時代後期に開発されたソメイヨシノ桜で昭和時代にたくさん植えられました。太閤さんの時代はまだこの桜は開発されていません。醍醐寺に咲く花は、みなさんがよく知っているソメイヨシノの桜とは違う山桜たちです。しだれ桜が多い醍醐寺。京都といえば祇園のしだれ桜、それほど京の桜といえばしだれ桜ですからね。花の醍醐と呼ばれるお寺さん、太閤秀吉の愛した桜

ソメイヨシノは最近の人工桜、クローンです

あえて開発と書きましたが、人の手で人為的に操作してできたのが今のソメイヨシノです。今お花屋さんで、茎が短い花をよく見かけませんか。あれも萎縮する植物との掛け合わせで人の手で作られたものです。ソメイヨシノは成長の早い木を土台にして、枝を挿し木して作るクローンです。

ソメイヨシノ桜は実がつかない、子孫を残せない桜です。じゃぁどうして増やすの? それは接ぎ木という手法で増やします。園芸をしている人なら解ると思いますが、アジサイやローズマリーと同じ手法です。クローン桜と呼ばれるのはこうした理由ですね。DNAが同じ、だから一斉に咲くといわれてます。醍醐寺といえばしだれ桜と言われますが、しだれ桜はソメイヨシノとは違い、エドヒガンの仲間です。日本の桜の原種は9種類で約600種もの桜が咲く国が日本です。しだれ桜は関東では糸桜とも呼ばれています。 太閤秀吉さんは信仰していた醍醐寺でお花見をしたいと思い、各地から桜を取り寄せて境内に植えていったと言われています。よほど桜の花が好きだったんでしょうが、その理由を知りたいですよね私の推測ですが、彼は何人もの妻がいましたが、世継ぎの男の子が生まれなかった。そこで男の子が授かるという奈良県吉野山にある水分神社へと願掛けに行った。

そう吉野山は桜の名所です。ソメイヨシノの名前の由来にもなったところ。そして男の子を授かった、だから吉野の桜が好きになったと。これ個人的見解ですからね。彼はひょうたんも大好きですからよほど植物に興味があったのかもしれませんね。足軽から手柄を立てるたびに、ひょうたんを槍につけていった羽柴秀吉。こういう事を男の子はよくします。昔ヘルメットにホームラン打つたびにシール貼っていた(^○^)子ども時代に桜とひょうたんを観て太閤さんは夢を広げ、日本を統一したのかもしれません。

子どもは何に興味を持つかはわかりません

醍醐寺に何度か子どもと行って、子どもが興味を持ったのが太閤秀吉さんがお花見をおこなった三宝院の門です。ここには光り輝く五七桐と言われる秀吉の家紋がついています。菊の紋もついていますが。↓写真の門です。子どもとは何度もここ醍醐寺を訪れているのですが、いつもここで立ち止まります彼は。

中央にある紋・五七桐はあなたのお財布にも入っています。500円玉に描いてある花が桐の花ですね。日本のデザイン文化ってすごいですね。もしかしたら、子どもはお金に興味がある (-) ここで子どもに我が家の家紋、アゲハ蝶と菊を教えましたね。

花の醍醐と呼ばれるお寺さん、太閤秀吉の愛した桜

三宝院から見た門

我が子はこの門に描いてる紋を見ながら、この中に入ってみたいと。以前は三宝院は別料金で入場料が必要だったので、親としては「あぁまた今度ね」とスルーしてました。2019年春に行った時には、醍醐寺の入場料に三宝院も含まれていました。

三宝院内には美しいしだれ桜が咲いています。桜を観に行くならぜひこちらも。私がオススメなのはこの門前の三宝院前の道を入ったところにある宝物館。ここにはその名の通り、お寺さんが所有する素敵な宝物があるのですが、桜のシーズンは桜に関する宝が飾ってあります。ここのしだれ桜が圧巻です。意外とみなさん、ゲンナマには興味があるのにお宝には興味もなくスルーしているのが宝物館! ここ穴場です。

花の醍醐と呼ばれるお寺さん、太閤秀吉の愛した桜

宝物館の大しだれ桜

そして、この建物の周りには立派なしだれ桜が咲いています。これは必見ですのでぜひご覧くださいね。ただししだれ桜は垂れない桜よりも咲く時期が早いので、満開が早いのでしだれ桜を観に出かける場合は開花時期に気をつけてください。桜の木ですが、平成30/2018年の台風21号で関西の桜の木は被害を受けてます。醍醐寺も被害を受けています。あなたが観たいとおってる桜も、来年もご覧になれるとはわからないです。それが解らない人がたくさんいることに驚きます。私もそうでした1995年までは。でもあの阪神淡路大震災のあと、景色は変わりましたから。 だから、2020年は外国人の少ない、そうだ!京都に行こう。

ポイント! 醍醐寺は奥の院まで含めるとまるまる1日かかるくらい大きなお寺さんです。そして関東人が考えてる京都の街とは少し離れています。街中ではありません。ここを訪れる場合のオススメコースは、午前中にここ醍醐寺でしだれ桜でお花見、お昼過ぎから世界中の人が知ってる祇園のしだれ桜を観に京都の街中に入るかなぁ。しだれ桜ずくしなら、プラス平安神宮です。京都のお花見はしだれ桜ですからね。

花の醍醐と呼ばれるお寺さん、太閤秀吉の愛した桜

宝物館のしだれ桜

交通アクセス 醍醐寺三宝院

601-1325 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22

JR京都駅から東海道線「山科駅」へ、京都市営地下鉄東西線乗り換えで約10分の「醍醐寺」で下車。

京阪宇治線、JR奈良線「六地蔵駅」で京都市営地下鉄東西線乗り換えで「醍醐寺」で下車。

🌸写真はすべて2019年4月6日撮影。この時点でしだれ桜は木によっては満開過ぎで緑葉が出ていました。下の写真の桜の馬場は満開状態でした。

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