笑顔のラベンダーそれは秘密の色神戸布引ハーブ園
新神戸駅からすぐハーブが楽しめる山の斜面の公園
新幹線新神戸駅よこからロープウェイを使って10分で到着してしまう花の庭園・布引きハーブ園は花好きやハーブ好きにはたまらない植物園。1991年に新神戸ロープウエイとともに開園、当初は神戸市が管理していたが2006年から民間に運営管理委託してから評判もよく成った。「テントウ虫」と子どもが言うのロープウェイで10分、駅からすぐ近くなので、新幹線待ちの間で来る観光客の方もいたりして、満足度も高い。
園内にはハーブレストラン、園芸のお店、音楽ホールまである。子どもはここの音楽ホールで音楽教室の発表会が行われるので、この施設はよく利用させていただいている。とくにおすすめは5月から7月にかけての花が咲きほこる頃。「ハーブ園と銘打っているので、バラがこんなに咲いているとは」と思わず言ってしまうのが、音楽ホール前のパティオ・中庭のバラ園。
人気テレビドラマ『北の国から』で富良野ラベンダー畑が有名に
いまでは夏の北海道といえば富良野、富田ファーム、ラベンダー畑。1970年代はまだラベンダーなんて??で一般的ではなかった。中学生の頃筒井康隆さんの小説『時をかける少女』でラベンダーの香りをかいで、タイムスリップするというシーンがあったが、そのラベンダーとやらが解らなかった。
いまではラベンダーは常識だろうが、1980年代まではあまり知られていなかった植物。ただ古くから日本にはラベンダーの精油が薬として入って来ていて、北海道で栽培もされていた。このラベンダーの香りはなんともいえず、こころを落ち着かせてくれる。睡眠の手助けになる香りとも言われたりしている。しかし今では人工香料が主、そのため本物のラベンダーの香りもわからなくなっている。
観光客の方がわざわざ訪れてGood度(他府県からの観光)
℃+℃+℃+℃(5個で満点)
名前はイングリッシュラベンダーでも陽気なラテン系スペイン原産
ラベンダーは五種類の系統にわけられているが、この香りが強いのが富良野やここハーブ園に咲いているイングリッシュラベンダー。英国というからUK産か?とおもいきやスペインが原産。あんた陽気なラテン系。別名「コモンラベンダー」と言うだけあってラベンダーと言えばこのイギリス生まれではないイングリッシュラベンダーのことをさす。ちなみにコモンタイムなどの「コモン」も「ありふれた」タイムといえばコモンタイム、という意味。
ラベンダーは多年草で1年ごとに生まれ変わる草ではないので、低木になり、そこそこの大きさのカブになる。日本ではフレンチラベンダーが公園などで大きなカブで咲いていたりする。しかしこちらはあまり香りがない。このラベンダーの種類、いまでは百均でも売っていて「ダイソーラベンダー」なんて名前までついている。
実は我が家でもラベンダーは毎年咲いてます。ラベンダーは育て難いという人もいますが、育て方しだいかとおもいます。ラベンダーは高温多湿に弱いので、水のやりすぎはだめです。カブのちかくに割り箸を指しておいて、地中の先端が乾いてきたら水をやるなんてことで管理します。それと暑すぎるのは駄目なのでクーラーの室外機の横なんてのは最悪条件です。
いまではその地域にあったラベンダーも品種改良されてあるようです。そして各地にここ布引ハーブ園のようなラベンダー畑をみかけます。ただラベンダーの紫色は目でみると気分がおさまるようないい色なのですが、画像として観ると??ということも起る色です。ですから写真として撮るには工夫が必要。またラベンダー色は印刷物では4色分解で出難い色とされています。
ハーブの女王ラベンダー花言葉は沈黙
ローマ時代から薬草として珍重されてきたコモンラベンダー。ラテン語の洗うの「lavare」からその名がつきました。ローマ人は入浴の際にラベンダーを好んで入れたそうです。
ラベンダーの精神安定効果はすばらしくて、ハーブティーとして飲む人もいるくらいです。そんな効果に由来する花言葉が「沈黙」。
ラベンダーはたくさん咲いていないと絵にはならないくらいの、実はあまりめだたない花。そして花が咲いてからでなく蕾の状態が色が濃くて美しい。ラベンターの咲いている花をみたことがあるはよほどのお花好き。ちいさな花が咲く。
絵になりにくい花=写真を撮る人にとっては差がはっきりです被写体。どう撮れば、とひと手間かけてとるのがラベンダーとも言える。そしてもっとラベンダーを観たいと思ったら、やはり本場の北海道、富良野のフォーム富田を訪れたら、きっといい写真が撮れる。
他のハーブもすばらしいそこが良いところのハーブ園
ハーブの植物園だけれど、カップルが多いのがここ。それは神戸市とあのチョコレートをプレゼントするバレンタインディの発祥の地・イタリアのテルミ市は姉妹都市。日本でのバレンタインディの発祥は洋菓子街・神戸からと言われている。そんなわけで、ここのグラスハウス・温室のなかにテルミ市から贈られた愛の像なるものがあり、ここに来るとカップルに成るなんておまじないまであるそうだ。気持ちを落ち着かせるためにラベンダーハーブのチョコなんて売ったらうれるかも。
風の丘というところがロープウェイの中間駅だが、そこのよこには神戸を一望できる風の丘という名の芝生の岡がこんもりあって、必ずカップルがいる。そうかと思うとビゴのパン持って、食べてる親子連れもいる、私たちのことだが。
ぜひおすすめは神戸の美味しいパンを持って。ドンク、ディマンシュ、ポール、藤井パン、マル井パン、なんでもいい神戸のパン屋さんのパン、それとワインでも買って、この風の丘でお昼でもして欲しい。ほんといい一日になるから。
ラベンダー
科・属名/シソ科ラベンダー属
別名/薫衣草(クンイソウ)
英名/Lavender
原産地/地中海沿岸
開花時期/6月~8月
出回り時期/6月~7月
誕生花/7月5日、7月10日、12月3日
布引ハーブ園
布引ハーブ園は、兵庫県神戸市中央区にある植物園である。神戸布引ロープウェイ風の丘中間駅とハーブ園山頂駅間に広がっている。
所在地/〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町1−4−3
時間/9時30分~20時15分
ラベンダー@兵庫県神戸布引ハーブ園 | 関西花の名所ザ・ベストテン
笑顔のラベンダー それは微笑み色 ラベンダー畑を神戸の街中で観られる。新神戸駅からすぐハーブが楽しめる山の斜面の公園、神戸布引ハーブ園。ここも子どもと訪れるなら一番オススメ。ラベンダーだけでなく季節のハーブが咲く姿やバラ園もすごくイィ。