織田信長が命じた伊吹でのハーブ栽培高山植物のお花畑＠滋賀県伊吹山
ファインダーをのぞくと花の遊園。子どもとの大切な時間を、ステキな花の場所で体験し欲しい、子どもとの時間は限られているから。そしてiPhoneで撮影して思い出として欲しいとおもい、このブログを書いています。関西から日帰りで行ける夏の花の名所ザベストテンをどうぞ。よかったらFBなどでシェアをお願いします。
黄色い花はメタカラコウ◯花言葉/私にさわらないで キク科メタカラコウ属 開花時期/6～9月
紫の花はクガイソウ◯花言葉/明るい家族 日本固有種 ゴマノハグサ科クガイソウ属 開花時期/6～8月
日本百名山のひとつ滋賀県伊吹山
知る人ぞ知る、お花畑の山が、滋賀県湖東の伊吹山。東の高雄山、西のいぶきやまとも言われている。伊吹山は深田久弥さんの日本百名山のひとつ。滋賀県と岐阜県の県境に位置する標高1377メートルの独立峰。このあたりはハーブの栽培で有名で、戦国時代に織田信長がハーブ栽培に適したこの地を選んで、栽培を促進したと言われている。そして、お灸のもぐさの大生産地でもある。薬草湯の施設もある。
わたしたち家族は千年灸のファンで、子どもが幼い頃からお灸をしているので、馴染みふかい場所でもある。伊吹山にはドライブウェイがあるので六甲山同様にクルマでも登れてしまう。ただしこちらは有料道路。8月は西武カラーの湖国バスが米原からお山の上のスカイテラスまでの伊吹山登山臨時バスが朝と夕走っています。このバスを使って花畑散策もおすすめです。片道1400円。
伊吹山は東海道新幹線からもよく見える山で知っている人も多いけれど、電車からみえる山はそれほどよくない。というのも山の形というのは観る方角によって違う。伊吹山は湖西からながめるほうがだんぜん美しい山だから。
観光客の方がわざわざ訪れてGood度（他府県からの観光）
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琵琶湖の北から観た美しい伊吹山
山登りは子どものうちからそうすれば山好きになる
北びわ湖は、冬には雪が多い地域でもある。それほど寒暖の差がはげしい場所で、よこには関西の水瓶・琵琶湖からの水蒸気でしめった空気が流れ込む。そんな自然環境の良さからハーブ栽培にも適したのだろう。
天然記念物指定の伊吹山草原は標高1200-1350mの区域
伊吹山周辺はセメント工場があることからも、石灰岩地帯でもある。だから土壌的ににはアルカリ性なのだ。だから紫陽花を植えると赤系ピンク色になる。山も1377mと高いので中腹から上は高山気象で山の上だけ雲がかかってたりもする。霧もまたよかったりする。そうしたことで植物研究では貴重な山と言われてもいる。
山にはいろんな光景がある。岩場だらけの山だったり、おなじような植生が続く山だったり。そうした山は子どもにとっては、面白みにかける。この伊吹のような山は花が咲き、それを求めてくる昆虫がいるので子どもはくいつきやすい。春、夏とも花が咲き誇り、秋には素晴らしい紅葉が楽しめるのも伊吹のいいところ。
白い花はシシウド/セリのひとつ。人の丈ほどもあり、古くから薬用食用のハーブとして用いられている。日本固有種 セリ科シシウド属 開花時期/8月～11月
なんの花？その名をひとつ言えるだけでも
お手軽に山散歩を楽しむなら、山頂近くの駐車場にクルマを停めて、2時間程のハイキングを楽しむだけでも花を充分満喫できる。伊吹山ドライブウェイは直線で景色がよく、そしてカーブで登って行くとい感覚のクルマを運転していて楽しい道路。麓から山頂までクルマなら17km、30分で登れてしまう。
8月はドライブウェイのゲートが午前3時には開くので、ご来光を山から観れる。早起きして、お花畑を観てというのもいい。駐車場から山頂までは40分くらい、2時間もあれば花を楽しみながらの散歩がたのしめる。登山靴が滑らなくて良いとおもうが、運動靴でも登れる。
『植物図鑑』片手に、と以前は言っていたが、今ではネット検索でその花の名前や植生などを子どもと調べて欲しい。子どもが理科の学習に興味を持つかどうかなんてのは、こんな遊びのなかから調べるといった事をひとつやるだけ。そんな気がする。それほどこの山はなんの花とおもう花がたくさん咲いている。
3合目付近の夕菅の草原
1日登山なら往復8時間3合目のユウスゲもきれい
私は滋賀県側から登るんですが、米原市上野からの登山道3合目720mの草原にはユウスゲの群生地があります。7-8月に伊吹山を登るなら出合えます。以前はこの3合目までスキー用のゴンドラが運行していたのですが、今はスキー人口の減少で廃止されています。ゴンドラの3合目駅付近が草原で、以前は冬はスキー場で大学生の時滑った事があります。
ユウスゲ◯花言葉/麗しき姿、媚態 誕生花/８月９日、８月14日
ユリ科ワスレグサ属、耐寒性多年草、原産地/日本
一時期花が少なくなっていました。ニホンジカなどによる食害で花が食べられてしまったのですが、いまではユウスゲ保存会が出来、防護ネットで観察路が整備されています。ユウスゲ以外にもオニユリ、オオバギボウシなど沢山の花が咲いてます。花畑としてはこちら3合目もチョウおすすめです、子どもと歩いて2時間で登れます、ここまでがキツイと思います、ここまでくれば半分は制覇したも同然。実は林道もあり、タクシーでここまでは登って来れます。広葉樹林が豊富でバードウォッチャーも多いのが3合目草原です。またパラグライダーが気持ち良さそうに飛んでいて絵になります。
オニユリtiger lily花言葉/愉快、陽気 9月1日の誕生花 ユリ科ユリ属開花時期/7月～8月
オオバギボウシPlantain lily花言葉/落ち着き、沈静 ７月９日の誕生花 ユリ科ホスタ属開花期/6～9月
3合目から5合目880mまではガレ地です。山小屋があります。ここまでくればもうすぐ。平らな所はなくて急斜面なので、一気に登ります。後ろは大琵琶湖で気持ちいいです。片道4時間前後です。伊吹山に登山される方はくれぐれもカッパや保存食も持ち登山用の装備でお願いします。山ですから、熊🐻もいます、ニホンジカもいます、狐もいます。入山には協力金ひとり300円必要です。トイレは登山口、1合目、3合目、山頂にあります。
花や根などから甘い香りがするシモツケソウ/誕生花8月22日、10月13日
花言葉は純情 バラ科シモツケソウ属、原産地/日本
伊吹山
所在地/滋賀県米原市、岐阜県揖斐郡揖斐川町、不破郡関ケ原町
種類/堆積岩（石灰岩）
標高/ 1,377.31m、登山距離約６ｋｍ、山頂の気温は麓より８度は低いです、防寒雨着は必要
伊吹山のさまざまな登山道マップ
夏の花ベストテン高山植物の花畑伊吹山 | 関西花の名所ザ・ベストテン
子どもと一緒に行く夏の花としてみせたいのが高山植物の花畑が広がる滋賀県最高峰伊吹山、3合目からユウスゲ草原、そして頂上付近のお花畑と見所満載の夏山登山。は高山植物のお花畑＠滋賀県伊吹山。知る人ぞ知る、お花畑の山が、滋賀県湖東の伊吹山。東の高雄山、西のいぶきやまとも言われている。伊吹山は深田久弥さんの日本百名山のひとつ。