神社この桜は日本の桜の一番素となる桜
「これを越えれば桜だよぉ」と教えてもらい戸隠の山を越えていった記憶がある。バス停から40-50分は歩いただろか、町の人が丘を越える感覚と僕が山を登る感覚は同なじなのだと。これくらいの昇りはたいした事がないと後押しされながら、ふうふう言っていた。
驚いた、岡のうえにこんもりと白い山がある。近づけば人がたくさん集まっている。みんなお花見をして楽しんでいる。すざくら神社の桜は1936（昭和11）年に天然記念物に指定されている。山梨北杜市の山高神代桜、岐阜本巣市の薄墨桜、山形長井の伊佐沢の久保桜と同種エドヒガンの巨樹。大きな幹の地上2メートルほどから何本もの枝が伸び花をつけている。以前はもっと高かったのだそうだが、中央部の部分は他の桜の老木と同じように折れてしまっている。
神代桜というのは神様からいただいた一番はじめの桜という意味で、それぞれの処に桜はあったらしいが、雷や病気などで枯れたものもあり、残っているのが山高神代桜とここ素桜神社神代桜ということらしい。集落の人に手厚く見守られてきたんだろうなぁ、とおもう。
ここの桜が一番やぁーと言えるお気に入りの桜を
「さくらを観に来た！？なんでまた、こんなところまで」と、お花見弁当を分けてくださった。有名な桜だと聴いたのでとお伝えすると、そうなの？ っていう表情。大きな樹はどうしても雷にうたれたりして樹勢が弱くなる。おなじ神代桜の山梨の山高神代桜は大きな幹が途中で折れてよこに広がってますが、ここの神代桜はどんどん上に向かっていてとお伝えすると、そうなのぉ？ という表情で「わたしはこの桜が一番」と。
自分の大好きな一番の桜があるといい、とこのとき思ったのだ。みなさんも自分のお気に入りの桜の樹をみつけられたらいいと思う。そして何年かごとにその地を訪れ、桜をめでるのだ。
我が宿に咲ける桜の花ざかり
千とせ見るとも 飽かじとぞ思 平兼盛のうた。この素神代桜には伝説があります。
その伝説とは、桜見物に長野からやってきたひとりの男に里女が「この桜はむかし、神さまが植えたもので神代桜とよばれ、たぐい少ない木なので素桜ともいいます。ご神体は八坂刀売命・やさかとめのみこと」と教えた。その男が桜の下でまどろんでいると、里女は花の精となって現れて、桜を賛美して舞い、明け方春霞とともに消えて行ったと。観世宗家が明治31年に創った謡曲「素桜」は、この老桜の伝説から。
戸隠素桜神社神代桜
推定樹齢は約1200年のエドヒガンザクラ。樹勢が衰えていた神代素桜ですが、1922（平成4）年春に大がかりな樹木手術が行われてみごとに甦った。
🌸季語としての桜
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桜の実が夏の季語
Cherry blossom桜の花言葉
「あなたに微笑む」「高尚な美しさ」
満開日/2013年4月20日あくまでも目安です、山深いので年により相当違います
所在地/長野県長野市大字泉平字素桜513
長野市立芋井小学校 神代桜にまつわるお話
日本の桜の一番素となる桜戸隠神代素桜 | 関西花の名所ザ・ベストテン
この桜は日本の桜の一番素となる桜、長野戸隠素桜神社神代桜。「この桜はむかし、神さまが植えたもので神代桜とよばれ、たぐい少ない木なので素桜ともいいます。ご神体は八坂刀売命・やさかとめのみこと」我が宿に咲ける桜の花ざかり、千とせ見るとも 飽かじとぞ思う。