岡本梅林・保久良神社梅林

https://macfukuda.com

梅と言えば岡本でお散歩花見【岡本梅林・保久良神社梅林】

更新日:

梅の香を 君によそへてみるからに 花のをり知る身ともなるかな

阪急「岡本」駅周辺は大学生が闊歩する街なんて書いてあってお洒落な街ってイメージなんですが。あくまでもイメージですってキャプションが正しいような。親しい人がこの街に住んでいるので、今でも頻繁に行きます。羨ましいのは、この街の規模でたくさんのお店があることです。神戸はどこも山が迫っていて平地が少ないので、商業地がコンパクトに集中しているのがまたいいのです。飲み物などをコープさんかダイエーさんで買ってお花見ですね。ドンクさんのパンもイイですよ。岡本梅林・保久良神社梅林

その昔は桜の吉野と並ぶ、梅は岡本と呼ばれてたくらいの梅の名所。岡本は二つの梅の名所があります。住宅街の中にある【岡本梅林】そして背に控える六甲山系の中腹に【保久良神社の梅林】があります。子どもとイノシシ親子を追いかけながら神社に登った記憶もあります。この辺りのイノシシは人間に餌付けされてしまって、人間を襲いますから気をつけてください。人間は強いのだという意識を持たせるためにできれば追いやりましょうね。

まず阪急「岡本」駅から子どもと遊びながら上り歩いて15分で岡本梅林に。最近は梅にシーズンには、矢印が出てたりして行きやすいですが、ひと昔前は地元民しかわからないようなところにあります。六甲山系の裾野にある公園になっていて、街を一望できます。ベンチなども設置されています。「摂津岡本梅まつり」というお祭りもあります。住宅街の中で道も狭く、自動車では無理です、駐車場はありません。岡本梅林・保久良神社梅林

梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、栗丹波

その昔は太閤秀吉が梅見物に岡本へ来たという記録があるくらいですから、江戸時代まではすごかったのか。『梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、栗丹波』と唄われたそうですが。現在の規模はそれほど大きくありません。あくまでも地元民のための公園梅林という趣です。場所がいいので人はひっきりなしで多いです。梅の木は約200本が咲き誇ります。わざわざここの梅林を他府県から見に来られるというのは、オススメしませんが、ここから六甲山を登って30分のところの保久良神社とセットで六甲山ハイキングなら良いかなぁと。岡本梅林・保久良神社梅林

ただ花は高度で咲き方が違います。岡本梅林でちらほら散っているくらいで、六甲山中腹の保久良神社は咲いてるくらいでしょうか。またその年の気候によって梅や桜の咲き方は違いますから、それもいい思い出です。岡本梅林・保久良神社梅林

この辺りを歩く時のも一つの楽しみがイノシシ。どんぐりが不作の年はイノシシが街中ローソン横にも出没します。大きなイノシシに突進されると怪我をします。彼らはローソンのビニール袋の中に餌があることを知っています。それをめがけてやってきますから、子どもには決してビニール袋とかスナック菓子の袋など持たせないように。ちなみに犬にもイノシシは突進してきます。犬がイノシシに突き飛ばされてしまいしょげてましたから。

「カタカムナ」の聖地保久良神社

保久良神社からの神戸の街と海の眺めは最高です。ちょうどいい高台から望むという感じで、3世紀中頃 – 7世紀頃はこの辺りは古墳群があった場所です。梅もちょっとした平地にいい具合に植えられています。神戸は意外と知られていませんが古墳群が多い場所です。そしていい場所に古墳群はあります。ここと同じように海に対峙していて眺めがいいのが垂水五色塚古墳。4世紀末-5世紀初頭築造。ここからの明石海峡の眺めも最高です。岡本梅林・保久良神社梅林

海から保久良神社への眺めもいいので、ここには「灘の一つ火」と呼ばれる大きな灯篭があります。今でいうところの灯台です。同じような大きな灯篭が長田と須磨にまたがる高取山の海への見晴らしのいい場所にもあります。

一つ不思議なことなのですが、保久良神社に入るとイノシシをみかけなくなるのです。私だけかと思って、ハイカーの友人に聴くと、そうだ、というのです。保久良神社は古代文字である「カタカムナ」の聖地と呼ばれています。私は中高校生時代、播州から六甲山に連なる奇岩の話を社会の先生から聴いいていて不思議に思ってました。岡本梅林・保久良神社梅林

高砂の生石神社(おうしこじんじゃ)には幅6.4m、高さ5.7m、奥行き7.2mの巨石建造物があります。これは一見の価値があります。そして六甲山系には奇岩がいくつもあるのです。そして文字のように配置されている。何かのサインと思われていますが、こうした事は今の時代、あまり正しく理解されないので、あまり多くは言いませんが。

阪神おおぎ駅の由来は青い亀!

保久良神社で子どもに人気があるのが「浦島太郎」ならぬ亀に乗った椎根津彦命(シイネツヒコノミコト)の銅像。おおぎと読みむ青亀の背におられます。神戸の人はこれでピンとこられたと思いますが、保久良神社から見える浜の地名【青木】はこの青い亀さんに由来しています。アオキをおおぎとは読みにくいですが。保久良神社へは岡本梅林から登りで30分。岡本梅林・保久良神社梅林

保久良神社梅林をご覧になられてから、六甲山芦屋北の奇岩、風吹岩、懸垂岩をご覧になられて、ロックガーデンを芦屋川に下りていくというコースが私のオススメの散歩道です。ただし登山用の靴でお願いしますね。逆のコースもオススメですが、岡本梅林は午後は日陰になります。

保久良神社の由緒『創立年暦不詳なれども境内外地は上代祖神の御霊が鎮座せる磐境の遺跡地にして其れらより発見されつつある石器時代の石斧、石剣、石鉋丁、石鏃類、青銅器時代の銅戈(重美)弥生式土器が前期中期後期に亘り多数出土し西暦紀元前二、三世紀頃より西暦紀元三世紀頃のものにしてそのいづれもが儀礼的なものたることの考證せられてあるを見ればその頃にはもはやこの霊地に祭祀せられたる證拠なり。また当社は始めに椎根津彦命の子孫たる大和連倉人水守(西暦七六九)等が祭祀したるとも神功皇后(西暦一〇一)三韓の役の戦利武器を此の社地に収蔵し奉りしより起因するとも又社名の火倉、火の山、烽火場の地より起こりしとも称せられる。』

観光客の方がわざわざ訪れてGood度(他府県からの観光)
℃+℃+℃(5個で満点)

岡本梅林公園
入山料/無料
〒658-0072兵庫県神戸市東灘区岡本6丁目

保久良神社
入山料/無料
〒658-0005兵庫県神戸市東灘区本山町北畑680

広告




広告




-02月に咲く花
-, , , , , , ,

Copyright© AKINA'S DESIER , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.