本能寺の変で討死した森蘭丸の弟
森忠政が築いた津山城
関西の桜の名所は数多くあります。ただ子どもと一緒にお花見に行くとなると、その場所は限定します。子どもとのお花見では、あまりお酒は関係ない。歴史的な建造物やまわりの文化、自然も含めて楽しめる場所で、ついでに桜のお花見もとなります。関西地域から子どもと一緒に行ったお花見場所で、ここは良かった! というのを紹介させていただきます。
関西からもすぐの兵庫県のおとなり岡山県でのダントツ1位は、桜の津山城。ここに勝る場所はありませんねぇ。お城そのものが美しいですし、桜の公園としても有名です。姫路城にも負けていません、城下町の雰囲気もいいです、B級グルメのホルモンそばも美味しいです。
姫路城よりも城郭の数が多く威風堂々の姿だった津山城
鶴山公園は津山城・別名鶴山城(かくざんじょう)の城郭公園です。世界遺産姫路城、四国松山城と並んで日本三大平山城のひとつ。世界遺産となった姫路城61棟よりも多くの77棟の櫓、外郭を持っていた城としてはたいへん魅力的な城でした。しかし悲しいかな、明治時代に破壊されています。天守をはじめ城がもっと残っていれば、世界遺産だったでしょう。とんでもない、私たち日本人の資産を壊してしまったものです。今名古屋では昔の設計図通りに城を現代の技術を駆使して再建しようという動きがあります。これは今の時代に生きる私たちが未来の日本人のために残す資産なのだという考え、凄い。津山城もいつの日か再建されればと。
津山城は1873年(明治6)年の廃城令により大蔵省管理下となり、競売にかけられます。そして、貴重な城が無惨にも天守・櫓などの建物がつぶされてしまったのです。国保有の不動産が、そのときの権力で変な方向へカタチを変えてしまった悪例ですね。国管理の土地を安く買って負の遺産のような施設をつくるのと似てますね。
壊されて、石垣などが自然風雨で崩れて危険になって、はじめて保存運動が起こり、残っているのがいまの櫓。地上から45mに及ぶ立派な石垣は圧巻です。天守の南東側の備中櫓は築城400年の記念事業として復元され、2005年春から一般公開されています。江戸時代、津山城の城下町は栄え、その当時の遺構や古い町並みも残っています。現在の津山市は総人口は約10万人に対して、こんな素晴らしい城があるのはうらやまし限り。
お城を再現CG付き映像でよく理解できる「よみがえる津山城」という動画があります。
観光客の方がわざわざ訪れてGood度(他府県からの観光)
℃+℃+℃+℃+℃(5個で満点)
日本で一番晴れの多い国岡山はおいしいものが多い
桃太郎の国、晴れの国といわれているのが備中おかやま。1993年関西のマスコミがスーパーのお米売り場に米がないことをVTRでたれ流し【米不足を煽った】フェイクニュース。やれタイ米輸入だなんて言っていた時、岡山で仕事していた。岡山ではなぜか関西圏のTVでした、当時は。そのとき僕が関西に帰る度に、お米、葡萄、桃を岡山の人は持たせてくれた。それほど農産物が豊富な国なのだ。米不足は海外からの米を輸入するための世論操作をしたマスコミが作り出したウソの情報だったけれど。それで僕は義理人情にあつい岡山の人に親切にされ得をしたのだが。
津山はホルモンうどんで一躍有名になった。もちろん新鮮なホルモンが手に入るということは、牛肉も安くて美味しい。あたりまえですが。ホルモンそば焼きは関西でもお好み焼き屋さんで出している店が有りますが、津山のホルモンうどん焼きは肉の入っている量が多いような気がする。津山のお好み焼き屋さんで食べたホルモンうどんはソースが濃く辛い、これは個人的な関西人の意見ですが。岡山には日本一激辛のソースを売っています。
さくら名所百選、日本100名城津山のお城でほっこり
岡山名産の農産物で作ったお花見弁当なども城内で売っています。これがまた美味しかった。城内は広くて、どこもかしこも絵になります。菜の花が咲き乱れてたり写真撮影にはもってこい。最近、日本らしい風景にMANGAのキャラコスプレした外国人も多いですが、つぎに多いのが結婚式の前撮り撮影。もちろん津山城にも居ました。こうした人のしあわせな場面に遭遇するのも春の一日えぇもんですわぁ。
またソメイヨシノだけでなく、大木の枝垂桜も石垣の上から垂れ下がってきているので、ほんとに絵になり、お花見するには最高です。ここ津山は他にも衆楽園、広戸仙、尾所で素晴らしい桜が見られます。10年ほど前までは城内にはいるのは無料でしたが、最近は施設整備のために入場料が取られるようになりました。
ここ津山は阪神間から青春18切符を使って、ちょうどえぇ感じの距離で日帰りできるのがまたいい。お花見して、鉄道マニアの息子とふたり電車にゆられて、私はさっきお花見で飲んだ恵比寿ビールで、こっくりと。
🌸津山城(鶴山公園)の桜
所在地 津山市山下135
電話番号 津山市観光協会:0868-22-3310
入城料/大人300円(中学生以下無料)
アクセス/JR津山駅から徒歩15分・クルマ中国自動車道津山インターチェンジまたは院庄インターチェンジから約15分
🌸開花情報
2020年は中国武漢市からはじまった新型コロナ肺炎ウィルスによってイベント中止だそうですが、桜は観ることはできます。お城は広いです。
2019年4月5日満開
2019年4月6日満開
2018年4月2日満開 開花日3月25日
2017年4月13日満開 開花日4月1日
🌸季語としての桜
桜,染井吉野,山桜,おうか,桜の園,桜山,姥桜,若桜,家桜,庭桜,桜雨,桜月夜,嶺桜,夕桜,夜桜,朝桜,秋色桜,西行桜,楊貴妃桜,うず桜,左近の桜,しおり桜,犬桜,金剛桜,上澄桜,富士桜,ははか,豆桜,目白桜,江戸桜,丁字桜,南殿,深山桜,牡丹桜,初花,遅桜,八重桜,大山桜,枝垂桜,彼岸桜,江戸彼岸,大島桜,里桜が春の季語
桜の実が夏の季語
Cherry blossom桜の花言葉
「あなたに微笑む」
「高尚な美しさ」
子どもと一緒にお花見岡山津山城の桜 | 関西花の名所ザ・ベストテン
姫路城よりも城郭の数が多く威風堂々の姿だった津山城。世界遺産姫路城、四国松山城と並んで日本三大平山城のひとつ。そこは桜の天国。天守をはじめ城がもっと残っていれば、世界遺産だったはずの場所。