1月の花といえば?ニホンズイセン@兵庫県淡路島

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子どもと観る1月の花といえば? 【ニホンズイセン@兵庫県淡路島】

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白鳥が生みたるものの ここちして 朝夕めづる 水仙の花、与謝野晶子

日本水仙・ニホンズイセンというから、スイセンNarcissusの花って日本に古来から住んでた? と思いますよねぇ。でもこれって平家と源氏が戦っていた頃、地中海から渡ってきた外来品種なんですぅ〜驚き。清盛は貿易によって国を発展させようと考えて、今の神戸港のはじまりみたいな港・大輪田の泊を改造して、神戸福原に遷都したのです。その頃に海外から花が輸入品として入ってきたということです。今から1,000年前のお話です。

地中海沿岸に咲いてた花が水仙、ナルシズムの語源にもなった水仙。西洋絵画には水仙の花はよくみかけます。欧米の人はスイセンが好きです。私がウメの季節に案内したフランス人はウメを観ずにその根っこに咲いてた水仙がきれいだと言いはなち、案内した私は少しがっかり。

スイセンは朝鮮民族の人は大好きだという人も居ます。わたしもそう感じます。民族によって好きな花の系統もちがうのだとフランス人、朝鮮人の方とおんなじ花を観てておもいます。日本人が好きな花が、全ての国の人にとってステキな花ではないのだ、と。

旅館の一輪挿しに、特にトイレにスイセンがさしてあったりしますが。あの花のかほりがダメだという人も多い。かほりがキツイ花は日本では好まれません。ちなみにトイレにさしてあるのは臭い消しのためのスイセンのにほいですね。

スイセンは好き嫌いがはっきりしすぎている花だとも思います

 ちなみに源氏とは当時の朝鮮半島の新羅の国、今の北朝鮮の民族だと言われています。力が増してきた平家に対峙させる意味で時の権力が傭兵として雇ったとも言われています。

 「私は源氏の出だ」と偉そうに言う人が居ます。いやぁ〜千年前はニホンズイセンとおんなじ外来種ですわなぁと。それがどうこう言う訳ではなくて、実は日本古来のなんて、どこを基準にするかでちゃううんちゃうかと、それだけの話し。そんな差を違いみたいにするんはおかしいんじゃないかと。
1月の花といえば?ニホンズイセン@兵庫県淡路島

なぜスイセンは嫌われるのか?

 1月に咲く花といえばニホンズイセンがやはりいいのでは、人気が二分する花ですが、だから1月の代表花はニホンズイセンで決定。

 花は種で咲く花と球根などで咲く花があります。タマネギを思い浮かべていただければ簡単なのですが、あれ球根を食べるんですよねぇ、私たち。

球根の仲間の花といえば、ヒガンバナが有名ですが、あれがなぜ嫌われるのか? 球根の仲間というのは動物に対して食べられないようにと種の保存の意味から毒をもっているんです。○自然毒のリスクプロファイル・スイセン類/厚生労働省
それは球根をイノシシやモグラなど動物に食べられないために、自己保存の法則として。なかには人間に対しても猛毒な球根も多々あります。スイセンも毒です。葉っぱがニラに似ているので間違えて食べてしまい、中毒をおこす人もいます。

 そんな理由で球根類の花は基本的に嫌われてしまう。それだけの話しです。あと球根類の花は、かほりがキツイです。だからにほいに敏感な東洋人種には、好き嫌いがはっきりするのだとおもいます。

西洋人があれだけ大好きなローズのかほりもダメだという東洋人は多いですから。だから無香料の商品が売れるんですねぇ。そのあたりをP&Gさんなんかは考えないのですかねぇ〜私は不思議におもっているんです。私はバラの香りが好きですが、万人がバラの香りが好きだなんてことありませんからねぇ。

1月の花といえば?ニホンズイセン@兵庫県淡路島

水仙郷は急な坂で階段が多いので、運動靴か登山靴が必須

花といっても好き嫌いがあって当たり前それが人の個性というもんです

花が好きで植えているんですが、その仲間の人で球根がダメだという人の意見。それは球根にさわるとかぶれると言うんです。たぶん皮膚が敏感な人だとおもうのですが。その人、タマネギは食べないそうです。

 不思議ですよねぇ、淡路の甘いタマネギ大好きな私は「なんでこんなに美味しいもん食べられへんの? 」と。でもそれが個性だと。旅をしていて、この場所には居られないという場所と、落ち着ける場所があるとおもいます。それもこうしたわけが有るからかもとおもいます。それをさがす旅というのもいいのでは。

それは、花や食べ物が合うとかの理由もあるのでしょうねぇ。仕事で日本全国旅をしていて、自分が合う地域とそうでない地域が歴然とあることに、当初は不可解におもいましたが、その土地のものを知るにつけて、あぁそうなんだぁと。

1月の花といえば?ニホンズイセン@兵庫県淡路島

水仙のレモンイエローと穏やかな海のブルーのコントラストがステキです

なぜだか険しい海沿いに咲くニホンズイセン

ニホンズイセンの三大群生地は、兵庫県淡路島灘の水仙、福井県越前海岸の水仙千葉県房総半島の水仙、とすべて海岸沿い。ある説によるとスイセンの球根が海から流れ着いて、それが自生したと。スイセンと言えばこのニホンズイセンですが、ヨーロッパでは品種改良が盛んで園芸品種も1万種といわれいろいろなスイセンが実は存在します。

くにうみの場所、あわじしま。その島の南端の険し崖に咲くニホンズイセン。「淡路黒岩の水仙郷」「淡路立川水仙郷」。淡路立川水仙郷には秘宝館なるものがここには有って、それのインパクトが強かった。秘宝館については詳しくは述べませんが(^○^)1月から2月水仙の咲く期間中は「淡路すいせん祭り」がおこなわれていています。淡路といえば美味しい3年トラフグ! その無料提供なんてイベントの日も。

とにかくスイセンが咲く量がハンパではない。ただ2016-2017年はあまり花のつきが良くなかったです。これも花だけでなく植物の周期だとおもうんです。花のつきがいい歳とそうでない歳とがあってあたりまえ。花にとって1年なんて、関係ない周期なんだと。それは2年周期であったり、3年周期であったり。

淡路島は水が不足しがちな土地柄でもあります。周りを海に囲まれているのに? と思われるかもしれませんが、明石海峡大橋がつくれれるまでは、淡路島の上水道の料金は高かったのです。

つまりは農作物を作る上で必要な水が足りない。じゃぁ水をあまりやらなくても育つ農作物、ということで球根内に水を貯えているタマネギなんですねぇ〜水分が不足するから、種の保存で余計に球根に溜め込もうとするから甘くなると言います。

 だから同じ球根の水仙が華やかに咲くのかもしれませんねぇ。

観光客の方がわざわざ訪れてGood度(他府県からの観光)
℃+℃+℃+℃+℃(5個で満点)

1月の花といえば?ニホンズイセン@兵庫県淡路島

諭鶴羽山・ゆづるはさん(標高六〇七.九m)から45度の急傾斜7ヘクタールにわたって500万本が咲き誇ります

水仙
学名/narcissus
科名/ヒガンバナ科スイセン属
和名/日本水仙(ニホンズイセン)
その他の名前/ナルキッソス、ナルシサス、雪中花
原産地/地中海沿岸(スペイン・ポルトガル)

灘黒岩水仙郷
所在地/兵庫県南あわじ市灘黒岩2
Tel 0799-56-0720
開園期間/12月27日(水曜日) ~ 2月下旬
開園時間/9:00~17:00
入場料金/大人500円、小・中学生の子ども300円

淡路立川水仙郷
所在地/兵庫県洲本市由良町由良2877-22
TEL 0799-27-2653
開園期間/12月~3月 無休
開園時間/9:00~17:00
入場料金/大人500円、小学生~中学生:300円
駐車場/無料

2014年4月1日からの高速道路料金の改正で明石海峡大橋通行料金、垂水IC〜淡路IC間の通行料金が900円。大鳴門橋、鳴門北IC〜淡路島南IC間の通行料金が680円(土日祝日は570円)。

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