龍の舞う姿のような
エドヒガン桜
「この桜はねぇ、むかしからこの形よ。今もぜんぜん変わらない」とそのおばあちゃんは言う。「ただ風の強いのがきて、枝が折れてねぇ。それですこし変わったの」とも言う。岐阜県内ではあの根尾谷の淡墨桜、荘川桜とともに岐阜の三大巨木の桜。樹齢は約1100年とも言われている。
干支でなぜ龍があるのか？ それは子どものころから不思議だった。その龍は幼い頃のった宮島の船にも帆先についていた。大蛇舞いは、龍の舞だとも思っていた。
中華街での龍舞もよく撮影させていただいているので、龍の臥した姿はよくしっているが、確かにとぐろを巻いた龍のようでもあるが。龍が舞っているように私には観える。とくに地面近くの枝が、頭をもたげた龍が登りながら舞っているようにも。ほんにめでたい、いい桜。
龍舞の動画YouTube
JRの電車からも観える駅の脇に咲く大木
この桜の巨木を観た最初はJRの車中から。線路脇の広場の小高い丘に咲いている。四本の支幹が東西20メートル、南北30メートルにわたり張り出している。南の枝は地面すれすれを這うように伸びる。不思議なのはどうしてこんな樹形になったのか。山からの風が強くて地を這うようになったのか。それにしても自然の力は計り知れないものがある。
臥龍梅と言うのはよく見る姿だが、桜でこんな姿をしているものは珍しい。そして桜の花のつきもいいので、よく手入れされているのだろう。撮影におとづれた時には、地元のおばあちゃんがふたり仲良くお花見をしていた。
ことしより 春知りそむる桜花
ちるといふ事はならはざらなん、紀貫之。
🌸季語としての桜
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桜の実が夏の季語
Cherry blossom桜の花言葉
「あなたに微笑む」「高尚な美しさ」
臥龍桜は1100歳を越える老樹と呼ばれている
品種は「エドヒガンザクラ」曹洞宗大幢寺だいどうじの境内にあり、1989年（平成元年）に周辺が臥龍公園として整備された。JR飛騨一ノ宮駅のすぐ横、駅舎や停車中の車両の中からも見ることができる。JRの電車の中からこの桜を愛でることができる、それもまた一興 。
所在地/岐阜県高山市一之宮町
臥龍桜 | 飛騨一之宮観光協会
孤高の桜、臥龍桜＠岐阜大幢寺 | 関西花の名所ザ・ベストテン
龍の舞う姿のような臥龍桜。岐阜の三大巨木の桜のひとつ、あの根尾谷の淡墨桜、荘川桜とともに。JRの車窓からも観える飛騨一ノ宮駅の脇に咲く大木。臥龍梅と言うのはよく見る姿だが、桜でこんな姿をしているものは珍しい。そして桜の花のつきもいいので、よく手入れされている。