菊の露わかゆはかりに袖ふれて 花のあるしに千世はゆつらん 紫式部
明石公園は駅チカで広い公園があり、城内の芝生広場では子どもや大人までもがバトミントンやサッカーと思いおもいに楽しんでる。その姿を微笑ましくみつめるカップル。明石公園は大切な人とくるところだね(^○^)シアワセあふれる空間。
秋さける 菊にはあれや 神無月 時雨ぞ花の色はそめける 紀貫之
秋の花と言えば、菊の花といわれるほど。50円硬貨にもデザインされているほどで、日本を代表する花と思われていますが中国が原産と言われています。万葉集の中には187種類の花を詠んだ和歌が多数ありますが、実は菊を詠んだ歌はゼロ。なにを意味するか?
飛鳥時代・奈良時代の日本に菊がなかったのではと仮定もできます。菊がありがたいなんて思ったのは千年くらいの歴史で、それ以前はそうではなかったのかもしれませんが、平安時代の『古今和歌集』には菊の歌が存在しています。ただ海外の領事館には菊の紋章が掲げられてはいますが。
菊は一年の一番最後に咲く花という意味で「窮まる」からキクに成ったと言われ、日本の代表の花・菊とイメージされるのは、「十六八重表菊」が天皇や皇室を表す紋章だからかもしれません。そのため共産党の方など顕著に嫌がる方方もいらっしゃいますが「だけどこのお花、あなたの好きな共産国家、中国からきたお花ですけど」と。なにも花が悪いわけでもない、その時々のおもわくで使われたりするからタチが悪いのだ。先の大東亜戦争=桜というイメージの桜なんかも、私に言わせればかわいそうな花で、花になんの罪もないわけで。
菊は大きく分けると2種類 和菊と洋菊
ひな菊や浜菊や野菊など日本でふだん咲いてる菊。そのなかで品種改良されおおきな花をつける菊もあります。それが菊花展で目を楽しませてくれる大菊。菊花展は各地で行われているので、関西でも例えば「ひらパー」で今また脚光をあびている枚方パークの菊人形展。それから京都のお寺さんに行けば、菊はふだんづかいで咲き誇っている。そんななかでも、規模も大きくて、子どもも楽しめて、それで無料、そして走り回ってもよい施設がある。それが明石公園菊花展。ぜひおすすめです。 あかしこかしか子どもが喜ぶ一番は、ダイヤモンドポイントと僕たち親子が言うのは毎年ある「タコの菊人形」なのだ!!これがスゴい。
「タコだから人形とちゃうでぇ」とわが子は言ったが、タコは明石の名誉市民である。明石のタコとタイは。それで儲かって、明石に貢献しているのだから。このタコ菊人形がスゴいわぁ〜と言ったのは、実は私たち親子だけでなく、それが証拠にみんな子どもさん連れはここで一緒にハイポーズで写真を撮られています。 このタコ菊人形は毎年表情が変わったりする。「今年はあかんなぁ」と息子に言われたりもしていて(^○^) 明石公園は広い、だから子どもと遊べる施設も多数あります。意外と知られていないけれど。軟式野球全国大会やプロ野球オープン戦もひらかれるトーカロ球場や自転車競技のバンクも公園内にあり、「剛の池」ではスワンボートで子どもと遊べるし、仲よし広場や子供の村も楽しいし。ぜひ子どもさんとのひとときを、一日遊べます。
おすすめは明石駅南側で玉子焼きをふたつくらいテイクアウトして、私のおすすめは松竹さん。子どもと一緒に公園で食べるなんてのがいい。菊花展だけでなく、ガーデニングコンテストもなかなかスゴいイベントもこの公園で開催されています。駅前すぐの公園だからクルマがなくてもアクセスしやすい、子どものための公園ですねぇ。ただし、意外に急な小山が全体が公園ですから、乳母車はすこしたいへんです。
秋の空を眺めながら 大切な人を思い浮かべる花
ハーブというとかっこ良くて、おしゃれ?!とおもう人もいるかもしれないけれど、この菊の花もハーブ。菊茶、菊酒として漢方薬として日本ではポピュラーです。 食用菊も栽培されていて、てんぷらとして楽しみますが、食事にも花を使い、色を添える、その日本文化がステキだと思いませんか。目もたのしませて、不老の効果があると言われている菊を食べる。これを考えだした人はすごいなぁと。
キク 学名/Chrysanthemum × morifolium 和名/菊(きく) 英語/chrysanthemum (クリサンセマム)mum (マム) その他の名前/家菊(イエギク)、栽培菊(サイバイギク) 科名/キク科キク属 分類/草花 原産地/中国 高さ/30cm~120cm 栽培難易度/中級者向け 開花時期/品種によって極端に開花時期がちがうので年中咲く。 菊の花言葉/高貴、高潔、高尚 10月の誕生花 明石公園 所在地/兵庫県明石市明石公園1-27 TEL.078-912-7600 公益財団法人 兵庫県園芸・公園協会 明石公園菊花展覧会 お問い合わせ/花と緑の学習園 TEL 078-924-6111 開催期間/平成29年10月21日(土)~11月12日(日) 入園料は要りません、無料。