驚きの一直線の道 メタセコイアの並木道
絶滅危惧なんて言うが、絶滅したと思われていた木が実は存在していた。そう事実なんて思うことも、実は真逆だったりもする。化石でしかお目にかかれない木だったメタセコイア。それが今では、こうして観光名所となって存在している。
ここを自由に走る 自転車もバイクもオープンカーも
ドライブ好きな人なら北琵琶湖のドライブコースは一度は行ったことがあるだろう。湖東からワカサギ釣りで有名な余呉湖から奥琵琶湖パークウェイ、春には約18.8kmのドライブウェイに桜が約3,000本咲きさくらのトンネル。秋は紅葉とすぐそこに浮かぶ竹生島をのぞみながらのドライブ。エリ漁の風景はこの時季。そして高島マキノ方面へぬけると広がるのがメタセコイアの道。
マキノピックランドからマキノ高原へ、道の両側に植えられた約500本のメタセコイアが、11月下旬ごろから緑から茶色へ美しく色づく。なんといってもキレイな円錐形の、これぞ木というフォルムがメタセコイア。もともとは日本の木ではなく、つい最近まで絶滅した木、化石の木とされていました。それが偶然1945年に中国四川省で発見され北米で増やされて、1950年に日本へ。金光教の福田氏がアメリカから持ち帰り、天皇家へ献上。天皇家から各地へ贈られたのがこの木。
成長が早いのですぐに大きくなる木。だから四国や関西なら六甲山などにもメタセコイアの大木はみる事ができます。ここ琵琶湖高島が他と違うのは、メタセコイアのその数、両サイドに立ち並ぶ直線道路がネットではものすごい人気だけれ。ここの道の他にも琵琶湖高島にはメタセコイアの美しい姿がみられるのが凄い。自転車道路沿いにもあります。 
自転車や人しか散歩できない道に メタセコイアの並んでいる姿も
なぜこんなにもメタセコイアが？ それはこの地域の人たちの樹木にたいする愛情から。メタセコイアだけでなく桜の名所でもあることからそれはよく解ります。この並木は、昭和56（1981)年に学童農園「マキノ土に学ぶ里」整備事業の一環としてマキノ町果樹生産組合が植えたのがはじまりだそうです。 駐車場から1時間ほど並木道をお散歩するには最高のロケーション。
すこし離れたところから観ると、野坂山地の山々がバックに調和してみえて、これも絶景。秋に訪れると、こんどは初夏に訪れたくなるそんな場所なのです。周りには観光果樹園「マキノピックランド」などもありますから、お子さんと一緒にどうぞ。夏場はさくらんぼやブルーベリー、ぶどう。秋はりんごや栗拾いですね。日帰り温泉施設「マキノ高原温泉さらさ」もメタセコイアの並木の北出口からすこし山に登ったところに有ります。ホント観光にはよい好いところです。
30数本のメタセコイアが立ち並ぶ畑の道、地元の人から
「ここは山からの風が強いから、ちょうど風よけになって良いのよぉ」と。
北琵琶湖は冬は積雪があります。ですからクリスマスケーキにのっかっている木のイメージ、そのもののメタセコイアの降雪をかぶった姿も、紅葉のメタセコイア人気前から大人気です。これはヨンさまブームを巻き起こした『冬のソナタ』の冒頭にでてくるメタセコイアの並木道に、ここマキノ高原のメタセコイア並木がうりふたつだから。もちろんここにはマキノスキー場がありと、冬ソナファンにはたまらない場所だそうです。ただし、冬場訪れる場合はチェーンなどそれなりの装備をしてください。
10月末から12月 雪が降ってもすばらしい
メタセコイアはもみじの紅葉などとちがい、見頃というのがあまりない樹木ですから、10月末から11月、もっといえば12月に観に行かれても充分楽しめるとおもいます。このページの紅葉写真は2016年12月初めのもの。ただ最近はヨンさまブームの時以上に土日は混雑するようです。このブログではなるべく無料の施設を紹介していますが、ただ私たちは訪れた時はなるべく地元のモノをのんだりくったりしています。いいものを魅せて頂けたことを、そんなことでお返しできるなら簡単なことですから。フレンドマートで明日の買い物をして帰る、そんな感覚です。私たちの高島で食事なら、チョウおすすめは「川魚西友」さんの地元鰻！いただきまぁす。 ピックランド 住所/滋賀県高島市マキノ 交通アクセス 電車/JRマキノ駅からマキノ高原行きタウンバスでピックランド下車徒歩すぐ クルマ/名神高速京都東ICから国道161号、湖西道路比良ランプよりR161、県道287経由50分、名神高速道路京都東ICから約1時間30分 駐車場/ マキノピックランドの駐車場、マキノ高原の臨時駐車場 お問合せ/ マキノツーリズムオフィス０７４０-２８-８００２
メタセコイアの落ち葉